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MakaCodeって何?~micro:bitを体験してみる~

前回の記事で「なぜプログラミング学習が必要で、何を学ぶのか」について確認しました。 今回は、プログラミングについて、プログラミング教室でも利用されている「micro:bit」を実際に体験してみたいと思います。

「micro:bit」(マイクロビット)とは

micro:bit(マイクロビット)は、英国BBCが主体となって開発された教育用シングルボードコンピューターです。約8gで名刺サイズよりも小さいマイコンボードです。
英国では11歳~12歳の子供全員に無償で配布され、教育現場での活用が進んでいます。LEDやボタンスイッチ、加速度センサに磁力センサ、Bluetoothも搭載し、拡張用の基板もいろいろと販売されています。

 

Microsoft MakeCodeの「micro:bit」とは

Microsoft MakeCodeは、Microsoftが提供する無料のオープン ソース プラットフォームです。ブロックを組み合わせるビジュアルコーディングと人気のプログラミング言語であるJavaScriptによるテキストコーディングを選べるオープンソースのプログラミング学習環境です。

 

「micro:bit」でプログラミングしたものを、実際にライトなど付いた小型コンピュータで動かしてみるためには有償でマイコンボードを購入する必要がありますが、今回は無料でプログラミングを体験してみたいと考えていました。

幸い、Microsoft MakeCodeは簡単に「micro:bit」のプログラミングができる上に、シミュレーション機能があり、上述の通り無料で体験できるのです。

 

「micro:bit」を試してみる

うんちくはさておき、実際にMicrosoft MakeCodeの「micro:bit」を使ってみたいと思います。

ブラウザ上で動く

※Microsoft MakeCodeの「micro:bit」はインストール不要で、インターネット環境さえあれば、ブラウザで利用できます。

ブラウザでMicrosoft MakeCodeのページ(https://www.microsoft.com/ja-jp/makecode)にアクセスし、「micro:bit」を選択します。

 MakeCode_top

 

初期ページ

「マイプロジェクト」を選択し、プログラミングを始めます。

microbit_top

 

プロジェクトの名前の設定

プロジェクトの名前は、後で見て分かりやすい名前であれば、何でも大丈夫です。今回は「おためし」と入力して、「作成」ボタンで開始してみます。

microbit_projectName

 

コードオプションの選択

上のプロジェクト名の設定時に、【コードのオプション】を選択できます。クリックすると、次のような画面が現れます。 

microbit_code_option 

プログラミング言語だけでなく、ブロックを使った視覚的なプログラミングもできる

今回はプログラミング言語は使わず、ブロックで視覚的にプログラムします。Microsoft MakeCodeのmicro:bitでは、ブロックプログラミングのインターフェースとJavaScript表記を簡単に切り替えられるmicro:bit専用のプログラミング環境がある他、Pythonで書くプログラミング環境もあります。

 

 操作方法

使い方については・・・ホームにチュートリアルがあるのですが、少し分かりにくかったので、この記事で簡単に説明したいと思います。

 

まず基本として、プログラミングは、ブロックエリアから使いたいツールを選択し、ドラック&ドロップでプログラミングエリアにツールを配置していきます。

下の動画は、基本ブロックから、ハートマークの「アイコンを表示」ツールをドラッグ&ドロップでプログラミングエリアに配置し、シミュレーターで動作確認したものです。

 

※参考に、チュートリアルはホームのマイプロジェクト(新しいプロジェクト)の下にあります。

  microbit_tutorial

 

micro:bitの画面

プロジェクトを作成すると、以下の画面が表示されます。画面は機能ごとにパート分けされています。

microbit_panel

シミュレーター
プログラミングした内容を模擬的に実行するエリアです。
simlator_startで、動作開始します。
プログラミング途中であっても、動作確認できます。
ブロックエリア
(ツールボックス)

プログラムに使うブロックが 置かれているエリアです。

分類ごとに「基本」、「入力」「音楽」など分かれており、
さらにその中に各ブロックが配置されています。

プログラミングエリア

プログラムを作成するエリアです。

利用するブロックをこのエリアに配置(ドラッグ&ドロップ)してください。

 

基本ブロックの紹介

ここで、基本ブロックをいくつか紹介したいと思います。

microbit_block_OnStart このブロックに配置したプログラムを1回だけ実行します。
microbit_block_forever このブロックに配置したプログラムをずっと繰り返して実行します。
microbit_block_showIcon 5×5のLEDに、あらかじめ用意されたアイコンを表示します。
microbit_block_showLeds 5×5のLEDに、自分で指定箇所を表示します
microbit_block_showString 5×5のLEDに、文字を表示します。初期設定で”Hello!”と設定されていますが、楕円の中の文字列を自由に設定できます(半角英数に限る)

 

 その他、基本ブロックとして「数字を表示」「表示を消す」「矢印を表示」「一時停止(ミリ秒)」があります。

一度だけ実行するプログラムは「最初だけ」ブロックの中に、
繰り返し実行するプログラムは「ずっと」ブロックの中に、ブロックを追加していきます。

 

 さて、これを小学生が使いこなせるか?について、以下の疑問がわきました。

・漢字を読めるか(英国で11歳から利用するためか、10~11歳以上を対象にした参考本が多い)
・「ミリ秒」を理解できるか

 しかし、漢字を読めなくても、配置したブロックとシミュレータの動きを見ることで「何をしたら、どんな結果になる」ということが分かると思います。また、ミリ秒の概念が理解できていなくても、まずは「設定した数字の大小で表示時間が変わる」ということを体験できれば良いのではないでしょうか?

 

 簡単なプログラムのご紹介

  最後に、3つのプログラムを実行した動画を紹介します

  1. 「最初だけ」ブロックを使ったプログラム
  2. 「ずっと」ブロックを使ったプログラム
  3. 音楽を使ったプログラム(音が鳴ります)

 

左に利用したブロックを、右に動作動画を添付しましたので、ご覧ください。

1.「最初だけ」ブロックを使ったプログラム

microbit_prg_OnStart

  

2.「ずっと」ブロックを使ったプログラム

 

3.音楽を使ったプログラム(音が鳴ります)

microbit_prg_music

 

参考

今回は無料で利用できる範囲で体験してみましたが、実際にプログラミング教育を行った実施事例が公開されているサイトを紹介します。

 

学校のプログラミング教育を応援「MakeCode × micro:bit 200プロジェクト」

 https://wdlc100.com/

学校のプログラミング教育の活性化を目指すプロジェクトです。各学校の実施報告が、動画やプログラミングコードと共に報告されています。実施報告書の提出期限は終了していますが、2021年5月31日まで公開されるそうです。また、MakeCodeのサンプルコードも参考になります。

未来の学びコンソーシアム「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」

 https://miraino-manabi.jp/

文部科学省・総務省・経済産業省が連携して立ち上げた未来の学びコンソーシアムが、プログラミング教育に関する教育課程内外における取り組みの実施事例や教材など、必要な情報を共有するポータルサイトです。

プログラミング教材

その他、「micro:bit」の他にもプログラミング教材はたくさんありますので、お好きな教材をお試しください。

micro:bit(マイクロビット)

http://microbit.org/ja/

Scratch(スクラッチ)

https://scratch.mit.edu/

レゴBOOST(ブースト)

https://www.lego.com/ja-jp/service/device-guide/boost

CodeMonkey(コードモンキー)

https://codemonkey.jp/

 

次回は、ゲーム感覚でプログラミングできて人気のMineCraftについて、MineCraftのCode.orgが提供する「MineCraftのHour of Code」について、お送りします。

 

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